パキスタン北部旅行　 2013年10月〜11月

パキスタン北部のカシミール地方（パキスタン支配地域）のスカルドウ方面、フンザ地域、北部辺境州のチトラル周辺をめぐるツアーである。２０１２年に新疆ウイグル自治区を旅したがこの時パキスタンの国境付近まで出かけた。（この時の旅行記は右手のサイドのURLを見てください）この時パミール高原がかなり気に入り、この次は反対側のパキスタンフンザ方面に行きたいと思っていた。フンザには個人で行きたかったが、フンザだけでなくスカルドウ、チトラルなど、聞くのも初めてのよくわからない地域にもJEEPなんかを使って行くツアーがあるという。現在のパキスタンの情勢では、フンザ以外の個人旅行は結構しんどいと思いツアーに参加した。

2013年11月5日火曜日

お気に入りの動画（画像をクリックすれば動画になります）

HUNZA　EMBASSYで夕食事に見た長谷川メモリアルスクールの少年2人の舞踊は見事なものであった。

行くときに通ったシャンドール峠

前進することが出来なくて1週間後に引き返してきたシャンドール峠はもう雪景色で、恐らくもう少しで通れなくなるところだった。

すべて男性の世界だった。

チトラルのホテルに缶詰めになっていた。退屈なのでホテル前を通る人におはようと声をかける。

ホテルから出ないように言われていたので窓から下の人通りを観察

「お気に入り写真集」に進む

旅行記初日目へ進む

0 件のコメント:

コメントを投稿

パキスタン北部旅行

パキスタン北部のカシミール地方（パキスタン支配地域）のスカルドウ方面、フンザ地域、北部辺境州のチトラル周辺をめぐるツアーである。

２０１２年に新疆ウイグル自治区を旅したが（新疆ウイグル一人旅　汽車４０００キロ、バス／車５０００キロの旅 ）この時パキスタンの国境付近まで出かけた。この時パミール高原がかなり気に入り、この次は反対側のパキスタンフンザ方面に行きたいと思っていた。

今回は初めてS旅行社のパキスタン北部ツアーに参加した。フンザに個人で行きたいと思っていたが、フンザだけでなくスカルドウ、チトラルなど、聞くのも初めてのよくわからない地域にも行くツアーがあり、おまけにJEEPも使うという。現在のパキスタンの情勢では、フンザ以外の個人旅行はかなり困難でツアーに乗るほうがいいかなと考えたからである。

S旅行社のツアーは辺境関係が多いようだが、自分としてはこのようなツアーは初参加である。「パキスタンに行く」というと大体の人がやや驚いたような顔をして、大丈夫？と言う。安全面もそうだけど、結構長期の旅行だし、費用もかかるし、大体まともなところに泊まるかどうかもわからないし、食事も・・・である。自分のことはさておき、そのような事は気にしないで参加する人はどんな人たちなんだろうかということも興味があった。

感想

１）今回旅行したアフガニスタンに近いエリアは、町中は女性がほとんど見られない。ホテルの給仕、商店、食べ物屋などサービス業を含め男ばかり。女は女の子がわずかにみられる。成人の女性は家の中にいることになるのだろう。

２）どんな田舎に行っても子供が多い。人口がまだまだ増えている。昭和３，４０年代の自分の子供時代は日本こんなだったのだろう。

ネットで調べてみた。

グラフを見るとびっくりするが完全な右肩上がりというやつで、日本はこの３０年間ほとんど横ばいなのにパキスタンは１億も増えているのである。

３）宗教が先に来て、国家はその次のような感じがした。パキスタンという国家のアイデンティティを保つのが難しい？

４）見境なく延べ300人以上（ほとんどが男性）と握手したが、こちらが心を開くと、ひげ面の難しい怖い顔も笑みがこぼれ友好的な人たちだと感じた。

5)田舎の娯楽が少ない。電気も来ているのか、何時間送電されているのか？　なにをして過ごしているのだろう。酒も飲まない。ストイックな人たちだ。

1日5回だかのお祈りの声は聞こえるのだが

6）KKHの道の悪さ、いつがけ崩れが起きても不思議でない。

7)同様にフンザやブンブレット谷の集落の背後では、山崩れが起きそうな危険な地帯が多い。

８）ツアーの参加者はやはり通常の旅に飽き足らない、好奇心の旺盛な人が多い。旅先もアフリカだとか、南米などかなりの経験者。それでもやはり日本人、時間、ルールはきっちり守り、常識をわきまえたいい人たちであった。